前回の続き

前回の続きですが、ボンネットに手をつくように飛び込み、サイドの方へ落ちられれば、もうけもの。


もちろん、そんなうまくいくものではないが、手放しよりもましだ。


この方法は後から来た車には無理なので、交通マナーで教える「対面通行」はぜひ守ってほしい。


はねられてしまったときは、できるだけ前述の「胎児」の姿勢をとるよう心がけるしかありません。


不幸にして自動車事故が起こってしまった場合、その事後処理にも細心の注意をはらう必要があります。


これを怠ったばかりに、せっかく助かった命をなくしてしまうケースが少なくありません。


事故の直後も「その瞬間どうするか」という命にかかわる「瞬時の対応」は続いているのです。


こういったときの為にも、防犯カメラ映像をTVなどでみて学んでおきましょう。

車にはねられる!と思ったら・・・


「運転者はすべて信用できない」というくらいの警戒心を持って交通マナーを守れば、車にはねられるようなことは少ない。


しかし不覚にもそんな事態になり、絶対よけられないとわかったらどうしたらよいか。


恐怖から車に背を向けたり、顔をおおってギブアップしてはいけない。


正面向いて車から目を離さず、横へ逃げながら、その瞬間にボンネットの上へ出ることを考える。


ひかれてしまうことだけは避けたい。


防犯カメラがあれば防げることもあると思うので、TVなどで流れるカメラ映像をチェックしておきましょう。

ドアがだめなら・・・

ドアがだめなら割れたフロントガラスや窓から一刻も早く脱出せよという以外になく、妙案などない。


ただ、ドアロックや衣服がどこかにひっかかっていないかには注意。


万一、気がついたら車が水中に沈んでいて水が徐々に入ってくる状態なら、多少時間はある。


ドアは水圧でまず開かないだろう。


すぐにライトをつけて靴をぬぐ。


位置を知らせ、泳ぎやすくするためだ。


水位が高くなって水圧が減ったら、残った空気を思い切り吸い、ドアを開けて脱出するのです。


こればっかりは、防犯カメラの映像などで見ることは難しいですが、もしもの時の為に、頭に入れておきましょう。

水中に転落したら

水中に転落したら自動車が水中に落ちる可能性は意外にある。


昭和60年1月に起きた日本福祉大学スキーバスのダム湖転落は、そのことを再認識させてくれた事故だ。


考えてみると、日本の道路には海、湖、川に沿ったところが多く、いつ落ちても不思議ではない。


転落したときの対処法も衝突と同じく「まず衝撃から頭部や体を守ること」。


水面にぶつかる衝撃が意外に大きいことと、意識を失ったり大きなダメージを受けると、車から脱出できなくなるためです。


その意味では、一見脱出の邪魔になるシートベルトもしておいた方がよい。


すばやい着脱に慣れておくことの方が大切だ。


大抵の場合、この衝撃でガラスが割れ、水が一気に入ってくるのです。


続きは次回。


ちなみに、こういった事故には直接的に防犯カメラは関係ないものではありますが、身近な危険を防げるアイテムであることは間違いないでしょう。

複雑なアクション

防犯カメラ映像で研究しにくい部分でを本日は書こうと思います。


それは、舌を噛まないように歯をくいしばっておくことにも留意したいということ。


とはいえ、こうした複雑なアクションは、とっさの場合に起こしにくい。


両手で頭部を包み、ひざを曲げて胸につけるいわゆる「胎児」の姿勢をとって一気に座席に転がる方が現実的かもしれない。


この姿勢は頭部のほか胸部、腹部もカバーでき、人間の本能に根ざした自然なスタイルでもある。


特に後部座席にいるときはとりやすい。


オートバイに乗っていて「衝突する!」というときは、事実上、この「胎児」の姿勢で飛び降りるしかありません。


乗ったままだと、車輪に巻き込まれるなど自分のオートバイに傷つけられる可能性が増えるからです。

大きな怪我を防ごう


運転席以外なら、ダッシュボードや前部座席が役に立つ。


ただし、あまり急激な動作だとシートベルトがロックされてしまうので、そこのところが難しい。


問題は、何らかの理由でシートベルトをしていないとき。


これは危ない。


直ちに両手を首の後で組み、両腕で頭を包んで頭部と首を守る。


これだけでも、何もしないよりまし。


車外にほうり出されたが、腕のけがだけですんだケースもある。


さらに、この姿勢のまま、運転席なら、胸をハンドルで強打する危険があるので、始めから密着させておくか、シートに横になる。


助手席ならダッシュボード、後部座席なら前部座席に体を押しつける。


できればこのとき、進行方向と90度に身を曲げておけという専門家もいる。


心臓以外の重要な内臓は左右ペアになっており、この姿勢だと損害もどちらか一方ですませやすい、というのが理由です。


TVで流れる防犯カメラ映像などをみて研究するのもいいでしょう。

過信するのは禁物

警察庁も昭和58年の交通事故死者を例にとれば、その62.7パーセントがシートベルトさえ着けていれば命が助かったものと分析しているほどで、その効果は高い。


しかし、だからといって、過信するのは禁物。


防犯カメラの映像などをして研究したりする専門家の中には、シートベルトをしていても衝突の瞬間には、運転席ならハンドルに両手を置いてそこに頭をしっかりとつけることを勧める人がいる。


こうすると、衝突のショックをベルトと両腕で吸収でき、一部で指摘されている「ラップショルダーベルト骨折」(シートベルト部分に衝撃が集中、首をねじるため起きる)の可能性が減るからです。


つまり、シートベルトをしていれば、頭部打撲の危険は減っても、一種の「ムチ打ち」や骨折の恐れが残るわけだが、それが防ぎやすいというのです。

衝突の瞬間にすることとは?

衝突の瞬間にもすることがあります。


「あっ、ぶつかる!」という瞬間にまずすべきなのは頭部の保護。


自動車事故の死者の60パーセント以上が頭部損傷なのがその理由だ。


フロントガラスやダッシュボードに強く打ちつけたり、車外へほうり出されて地面や他の車両にぶつけて起きています。


もちろん、シートベルトをしていると、この可能性はぐんと減る。


防犯カメラにも映ることがあるらしいのですが、照明灯に激突、車体前部に鉄柱がめり込むほどの事故でも軽傷ですんでおり、一般に車体が原型をとどめる事故なら致命傷は負わないといいます。

「特効薬」

一見サギのようだが、実は交通法規やマナーなど「耳にタコができる」ほど聞かされている「当たり前のこと」を守るのがそれです。


事実、防犯カメラを見ても事故の多くが、スピードや車間距離など法規やマナーを守っていれば防げていたとみられています。


それに、急なパンクやスリップなど不測の事態が起きたときのハンドルさばきも自動車学校で教習を受けているはず。


事前の車両整備を含めて、免許取りたてのころの初々しい心に戻ることです。


この点を最初に強調しておきたい。


しかし、そうとばかりはいってられない。


それでも起こることがあります。


車間距離や制限速度が事実上守れないことも多い。


そこでこれから、起こってしまったときにどうすれば被害者を少しでも少なくできるかに絞って触れることにする。


一般的な「自動車の緊急時」については、類書も多く、それらを参考にしてほしい。

エレベーターは危険な密室

マンションのエレベーターも危険度の高い場所です。


ストーカーにとっては、わずか二畳ほどの閉ざされた空間に、狙っている女性と二人きりになれる願ってもない機会です。


しかも、その密室性からよほどのことがないかぎり、音が漏れることもありません。


1996年には、東京・池袋の経理事務員の女性(40歳)がエレベーターの中で果物ナイフで胸など数カ所を刺されて死亡するという事件も起こっています。


防犯カメラ も付いていて、どんなに警備のしっかりしているマンションでも、エレベーターの中はきわめて危険だということを心得ておくことです。


備え付けの非常ボタンは、防災センターや警備会社などとつながっていますが、さすがに1、2分で駆けつけることはできません。


インターホンにしてもつねに管理人がすぐさま出てくれるとはかぎりません。


日中ならともかく、深夜のエレベーターには、見知らぬ人と二人きりで乗らないことです。


すでに相手が乗っていたら、乗らずに一回見送るぐらいの用心深さは必要です。


それでも、相手が乗り込んでくることもあります。


万が一、見知らぬ男性と二人きりになってしまったとしたら、操作ボタンの近くに立ち、横の壁を背にして立つことです。


ドアの真正面に立つのは、後ろに隙を与えますし、奥に立つとドアが開いても逃げ道を絶たれてしまいます。