マンションのエレベーターも危険度の高い場所です。
ストーカーにとっては、わずか二畳ほどの閉ざされた空間に、狙っている女性と二人きりになれる願ってもない機会です。
しかも、その密室性からよほどのことがないかぎり、音が漏れることもありません。
1996年には、東京・池袋の経理事務員の女性(40歳)がエレベーターの中で果物ナイフで胸など数カ所を刺されて死亡するという事件も起こっています。
防犯カメラ も付いていて、どんなに警備のしっかりしているマンションでも、エレベーターの中はきわめて危険だということを心得ておくことです。
備え付けの非常ボタンは、防災センターや警備会社などとつながっていますが、さすがに1、2分で駆けつけることはできません。
インターホンにしてもつねに管理人がすぐさま出てくれるとはかぎりません。
日中ならともかく、深夜のエレベーターには、見知らぬ人と二人きりで乗らないことです。
すでに相手が乗っていたら、乗らずに一回見送るぐらいの用心深さは必要です。
それでも、相手が乗り込んでくることもあります。
万が一、見知らぬ男性と二人きりになってしまったとしたら、操作ボタンの近くに立ち、横の壁を背にして立つことです。
ドアの真正面に立つのは、後ろに隙を与えますし、奥に立つとドアが開いても逃げ道を絶たれてしまいます。